フィクション。
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年末、女装男子と。
目の前でキミが泣いてる。
溜め息が出そうになるのをすんでのところで堪えて、私はウンザリした気持ちでゆっくりと天井を仰ぐ。
だから...私は最初から乗り気じゃなかったのに。
***
今日のキミはいつも以上にどこか緊張しているように見えた。
だけど、私が「いつも可愛いの着てるけど、今日の服も可愛いね。」って、キミが着ているワンピースを褒めたらキミは嬉しそうに、前々から欲しいと思っていて先々週ネットで注文をしたこと、カラーは三色あったけどその中から自分の好きなピンク色を選んだこと、サイズが心配だったけど何とか着られて安心したこと、女の子になる時に身に付ける為の洋服はピンク系ばかりになってしまうことを楽しそうに話してくれた。
キミが普段男の子でいる時はグレーとか白とか黒とかの割とシンプルな物を身に付けてることが多いことも、女の子になりたい時はピンクとかパステルカラーの可愛い感じでフリルとか付いてる甘めな感じの服が好きなのも良く知ってるよ。
「ウィッグも...今度違うの、また買おうかと思って...これなんですけど、一緒に見てくれますか?」
スマホで画像を見せてくるキミはウキウキしてて「何色がいいと思いますか?全部で十種類以上色があるから、迷っちゃってて...。」とても楽しそうでその様が凄く可愛いから、気付いたら私はキミの耳たぶを思わず甘噛みしていた。
キミは小さく嬌声をあげて恥ずかしそうに俯きながら「ごめんなさい...まだプレイ始まってないのに、変な声出しちゃって...耳、弱いから。」なんて可愛いこと言うから、私は思わずにやけちゃってたのに、そこまでは良かったのに。
「今日は、お願いがあるんです。」
急にキミが改まって、床に正座をしながら私を見上げて来た。
それが事の始まりだった。
キミが女の子の恰好をするのが好きなのも、お化粧するのが好きなのも、可愛い化粧ポーチを持っているのも...私に会う時、女の子になる為に時間よりだいぶ早めにホテルに入って着替えたりメイクしたりして準備してることも知ってる。
洋服は可愛いのが好きな癖にキミが身に付けてる下着はセクシーなデザインだったり派手な色だったり大胆なモノばかりなのも知ってる。
キミが女の子の恰好をしたまま縛られて、スカートをたくし上げられて...その先、何をされたいのかも知ってる。
キミのことで知らないことは沢山あるだろうけど、知ってることもそれなりにある。
だから、普段からキミが痛いことをされると感じちゃう子なのも知ってる。
知ってるけど...。
「年末年始でお休みだからしばらく知ってる人とかに会う予定ないし、大丈夫なので...」
今日キミが緊張しているように見えた理由が、この後キミが何を言うのかが、その瞬間私には分かってしまった。
「思いっきりリンチして下さい。鼻血が出てもいいから、顔が腫れるくらい顔面を殴って貰えませんか?駄目ですか?」
***
キミが泣いてる。
というより、号泣してる。
私の目の前で。
私よりふた周り近く歳上のキミが、私より三十センチ近く高い背を丸めて...まるで子供みたいに泣きじゃくっている。鼻血こそ出てないけど...頬を真っ赤にして。
だから、私は最初から気が進まなかったんだ。
可愛い服を着てバッチリメイクしたキミと、いつもみたいにレズプレイを楽しんでいたら...こんな風にはならなかったのに。
泣いているキミの頭を撫でながら何て声をかけようか悩む。
やめよう、こんなの。
泣くほど嫌なら…こんなのはもうプレイでも何でもないでしょ?
そう言おうとクチを開きかけた私の耳に小さなキミの声が届く。
「...ごめっ...さい。ごめんな、さ...。」
嗚咽混じりに謝罪を繰り返すキミに抑えていた溜め息が漏れてしまう。
赤く色付いた頬が痛々しい。
キミがしたいことなら私に出来る限りのことは何でもしてあげたい。けど、キミが望んだこととはいえコレは。
「こんな...泣いて...ごめんな、さい。...迷惑かけて、ごめんなさい。...自分で、して欲しいって殴ってって頼んだ癖に...こんな、で、本当にごめんなさいっ...。」
私の手をギュッと握りしめながら何度も何度も謝罪をクチにするキミ。
だから私は、もういいよ。今日はもう...一緒にお風呂にでも浸かって、時間も多少はあるし今度はベッドでいつもみたいに...って思ったのに。
「...自分でしたいって言ったのに、こんな痛みにすら耐えられない自分が...悔しくて、みっともなく泣いてる自分が嫌で、ごめんな、さい...。」
でも、やめないで下さい。
もっとして。
頑張って我慢します...だから、もっとボロボロになるまで、壊れちゃうくらい痛めつけて下さい。
折角優しくしようと思ったのに。
そんな風に煽ってくるなんて本当にキミはズルいね。泣きじゃくってる可愛くて可哀想なキミをこれ以上痛めつけさせるなんて...私よりキミの方がよっぽどSだよね。今日も自分の願望を満たすために私に酷いことをさせるんだね。
でも、泣きながら「もっと」だなんて、可愛いお強請りされたら...煽られちゃっても仕方ないよね。
***
プレイが終わった後、涙と鼻水とヨダレでグシャグシャになったメイクもそのままに膝枕で甘えてくるキミ。
キミが口ずさんでるちょっと音のはずれた鼻歌が可愛くて思わず笑えば私を見上げたキミが幸せそうに笑う。
「酷いことさせてごめんなさい。でも、もっともっと酷いことして貰いたいんです。駄目、ですか?」
キミのクチから具体的に語られる「もっともっと酷いこと」の内容に思わず頭痛がした気がした。
キミは私に酷いことをさせるのが大好きなドSチャンだね、本当に。
従順で被虐趣味な女装男子とこんなプレイしたいな、と。
妄想が止まらず、長々と失礼しました。
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8件の応援コメントを見る
ミヤビさん
あっ!!
フィクションか
まだこの先の展開も予想もつかない
結末なのかな?
【大人気】すざく(32)
コメントありがとうございます。
そうですね。ただの私の妄想で、続きとかは特にないです。
読んで下さってありがとうございました♪
たむらさん
今日はありがとうございました!
また時間ありましたらよろしくお願いします!
【大人気】すざく(32)
こちらこそ昨日は素敵な時間をありがとうございました。タムラさんがとても敏感で可愛らしい声をしてらっしゃるので私も凄く興奮してしまいました。楽しかったです。
あの後、お身体の方は大丈夫でしたか?
またお時間合いましたらこちらこそ宜しくお願いします。
ひよこさん
驚きました。これ、私です。まだ一回もお会いしていないのに。
絶対、すざく様にお会いしたいです。時間が合う日を作ります。
30㎝も背は高くないです。
【大人気】すざく(32)
こんにちは。コメントありがとうございます。
それはビックリですね。
いつも色んなプレイを妄想して脳内で一人遊びしてるんですが、私の妄想が現実になる日も近いのかな笑
こちらこそお逢い出来る日を楽しみにしてます。
くろやんさん
女装は しないけど オレは殴られて平気かもしれない(笑)
くすぐられるのは ダメだなぁ 半端じゃない疲労におそわれる
【大人気】すざく(32)
くろやんさん、久しぶりだね♪コメントありがとう。
くろやんさんは割と痛いの平気だもんね。じゃあ、今度拘束して...くすぐるね笑
駄目って言われるとしたくなっちゃうなぁ。
ミヤビさん
おはようございます
あれからグッズを購入しました。
少しずつですが入るようになりました。
また、いっぱい責めて下さい!
【大人気】すざく(32)
お久しぶりですね。
最近また肌寒いですが、体調崩したりとかされてませんか?
ミヤビさんがどんな道具を購入したのか気になります。
またお逢い出来る日を楽しみにしています。
ミヤビさん
お気遣いありがとうございます
購入したのは、アナグッズです。
今度会うとき成果を見て下さい!
【大人気】すざく(32)
ご自分でアナル開発を頑張っているなんて素晴らしいですね!!今度お逢い出来た際には是非ミヤビさんの頑張りを見せて下さい♪
楽しみにしています。
ミヤビさん
是非、すざくさんに突いてもらいたくて、今入るようになりました!癖になりますね。
【大人気】すざく(32)
こんにちは♪
どんなアナル用の玩具をミヤビさんが使っているのか気になります。
元々、感じやすいミヤビさんが、自分でアナル開発したということで...次回どれだけ乱れてくれるかを想像すると興奮します。
ミヤビさん
使用しているのは、アナ用ローターと、バイブ付きのローターを使用しています。
【大人気】すざく(32)
気に入る玩具が出来て良かったですね。
それにしても、一人でアナル弄って遊んでるなんて...ミヤビさんは凄くエッチでハシタナイ人ですね。
次お逢いする際には、アナル使ってオナニーしているところを私に見せて下さい。
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